おすすめ記事
まんがフィンランド留学記8

留学してから2週が経過しようとしている8月の終わり頃、
はまかぜは履修できる授業の説明を聞きに大学の校舎の中に初めて入りました!

クラス担任の教諭にはじめて会いましたが、明るくて初対面の私にも親切に接してくれました!

留学先のフィンランドの大学で驚いたのは、『1授業=1日がかり』で割り振られていることでした!


ちょっと小ばなし フィンランドの先生は「ゆるい人」!?

フィンランドに限らないかもしれませんが、当地で関わってくれた教員の方々は日本の先生と大きく違っていました。

風邪なら休んで当然!18時過ぎには帰ります

最初に驚いたのが、教員の方達が結構休みをとること!
体の調子が悪ければ休むし、夜まで学校に残る方はほとんど居ません。
休む理由が「体調が悪いから」ということが生徒に伝わってることに感心しました。

おそらく理由のひとつに、いちおう「代わりの教員が居れば務まる」シーンが多かったからです。

デザインの大学に留学したので座学(講義やテストが必要な授業)が少なく、最初だけ講義があってそのあとは基本的に各自が時間をかけて課題制作に取り組むタイプの授業。
教員の方々は授業中、基本的に生徒の相談を受けてアドバイスをあげる役割になります。


1日くらい先生が休んだ場合でも、部下の講師の方が代わりに見てくれるのであまり不便を感じませんでした。

ちなみに私は、夜まで残りたいし土曜や日曜も学校に行きたかったので、わざわざ学校の合鍵を作ってもらいました。

はまかぜ
なんで交換留学生の私なんかに鍵をくれたんだろうなぁ

「『ミスター(先生)』なんてやめてよ、気軽にファーストネームで呼んで」

教員と学生はファーストネーム(名前)で呼び合うのが当たり前でした。

留学先のクラスはとても少人数でまとまっており、クラスの学生の人数は20人くらいで、その中でも授業を真面目に受けている生徒は12~13人くらいだったとおもいます。(インターンシップとかに行ったり、他国に留学したりしているので)

学生がデザイン賞を受賞すると小さな祝賀会を企画して、
(大容量の)ワインを持ってきてくれて、教室で飲みました。(本当はアカンかったのかも)

同級生いわく「先生というより、すごく頼りになる先輩って感じ」だそうです!わかる!

加点式 か 減点式 か、学生が先生をどう見ているのかが日本との大きな違い

日本のように、教員を敬うことが強制されるような空気感が無く、教員との会話でも学生は足組みをしたりするのは普通です。理解できない方には

ちょっと先生に対して失礼じゃない?

と思ってしまうようなシーンがあると思います。
これは誤解で、他人行儀な振る舞いをして信頼関係を傷つけないようにしているだけ
なのです。

教員の方々も威厳を漂わせるような振る舞いはしません。
風邪で休むという点を見て、フィンランドの先生は責任感が弱いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本のように先生が気負いすぎるのも考えものです。

上の見出しにある通り、日本では教員の方々を「先生」と呼んで最初からよく知らないのに敬うことが当たり前であるのに対して、フィンランドの彼らは年度の最初では過度に敬われることはなく普通の大人として学生から見られます
そこが日本は減点法でフィンランドは加点法で先生を見る大きな理由です。

ですが…この方法が成り立つのはフィンランドの大学生が男女問わず理性的で大人の分別がわかっており、気の合う教員であっても馴れ馴れしくウェットな関係にはならないということが出来ているからだとはまかぜは考えます。日本の大学生が見習った方がいいところが多いと思わずにはいられません…。

そういうわけで、フィンランドの先生っていいな、なお話でした!参考になれば嬉しいです。

次回もお楽しみに!

Twitter(X)をフォロー

おすすめの記事